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外壁のメンテナンスが必要な理由

2024年 3月 6日

01外壁の役割とは

外壁とはその名の通り、家の外に面している壁の事で、屋根と共に、住宅にとって大切な役割があります。

外壁の役割その1「防災、自然環境から建物を守る」

通常外壁は太陽光(紫外線)、雨、風、雪、気温の変化など、過酷な条件下にさらされています。また、地震大国の日本では耐震性や防火性、防水性などを備えた外壁が必要とされています。

外壁の役割その2「デザイン性」

外壁の素材や、同じ素材でも色が違うだけで、建物の印象が大きく変わります。建物をオシャレで、格好良く見せるのも外壁の重要な役割です。住む人の好みや、ライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です

外壁の役割その③「室内の快適性の維持」

綺麗で、静か、快適な室温で暮らせると快適ですよね。その為に遮音性や遮熱性が求められ、これらが低いと、外からの騒音に悩まされ、夏は暑く、冬は寒いといった非常に過ごしにくい環境になります。外壁のもつ大切な役割を果たすためには、メンテナンスを行うことが、必要不可欠です。外壁の美しさや性能を保つためにあなたのお家の外壁の種類や特徴を知って、正しくメンテナンスしましょう。

02外壁の種類

外壁には沢山の種類があります。窯業系サイディング、金属サイディング、木質系サイディング、樹脂サイディング、モルタル、タイル、ALC、RC(コンクリート)などなど…。ここでは、数ある外壁の中から、一般住宅に多く採用されております、窯業系サイディング、金属系サイディング、モルタル、ALCについて解説します。

ちなみにサイディングとは建物の外壁に張る仕上げ用の板材のことで、サイディングボードとも呼ばれます。サイディングが登場するまでは、モルタル仕上げが主流でしたが、ここ30年はサイディングが外壁仕上げの主流になりました。
一般的なモルタルを塗る施工に比べて、乾式工法のサイディングは工期が大幅に短縮できるメリットがあり、そのことで工事費用を抑えることができます。更に、工場で製造されていることから製品の品質や供給が安定していることも特長です。更に、サイディングは耐震性に優れています。建物の重さが、軽ければ軽いほど耐震性は高まります。モルタルの重さに比べ、窯業系サイディングは2分の1以下、金属系サイディングは約10分の1です。これも大きなメリットです。

1 窯業系サイディング

一般住宅の約8割で利用されているのが窯業系サイディングです。主原料のセメント質原料と繊維質原料を、高温の窯で焼成したことから窯業系サイディングと呼ばれるようになりました。
メリット
・デザインが豊富で様々な好みに対応できる
・防火・耐久性能に優れている
・工期が短い
デメリット
・防水性がない
・シーリングが必要
デザインが豊富で、木目調からレンガ調、石目調からコンクリート調と、デザインでの自由度が高いのが魅力です。また高い耐火性能を持っております。しかし、窯業系サイディング自体には防水性は無く、表面に塗装を施すことで防水性能を持たせております。その為、表面の塗膜が劣化することにより、水がサイディング内に侵入し、変形や反り、ひび割れなどの原因となります。板と板をつなぐシーリングの劣化も同様で、定期的なメンテナンスが必要です。

2 金属系サイディング

表面は金属板などで施し、裏には断熱材が入っているサイディングです。金属板を成型し、表面・接続部の加工を施した建材です。ガルバリウム鋼板(亜鉛とアルミニウムの合金をメッキした鋼板)、ステンレス鋼板、アルミニウム合金板などがあります。
メリット
・断熱性が高い
・耐震性が高い
・凍害に強い
デメリット
・傷付きやすい
・サビが発生しやすい(塩害)
他の素材にはないシンプルでスタイリッシュなデザインに加え、金属サイディングの大きなメリットは、他の外壁材に比べて軽いこと。建物の重量を抑えることで、耐震性の向上や、既存の外壁に重ね張りする「カバー工法」にも使いやすい外壁材です。また、使用されている硬質プラスチックフォームの性能により吸水性が低く、凍害にも強い外壁材です。しかし、衝撃に弱く、物が当たるとへこんでしまったりします。

3モルタル

モルタル は「セメント + 砂(細骨材) + 水」を混ぜ合わせて製造した、耐火性の高い建築素材で、ラス(金属系の金網)等の上からモルタルを左官コテで塗り付けて仕上げます。モルタルにはリシン吹き付け、スタッコ吹き付け、吹き付けタイル、ジョリパットの4つの仕上げがあります。

① リシン吹き付け

・表面は砂のようにザラザラしている
・スタッコ仕上げより耐久性や防水性が劣る、塗膜はやや薄い

② スタッコ吹き付け

・別名「化粧漆喰」
・リシンよりも模様が大きく塗膜が厚い
・凸凹が激しい為、汚れが溜まる

③ 吹き付けタイル

・ツルツルでタイルの様
・汚れが落ちやすく、塗膜が厚いため、耐候性が高い

④ ジョリパット

・左官職人がコテで仕上げる塗り壁
・ジョリパットだけではなく漆喰やモルタルなどが仕上げ材に利用される
・色、デザインが豊富
モルタルのメリット、デメリットは以下の通りです。
メリット
・デザイン性が高い
・シーリングの心配が要らない
デメリット
・防水性能が無い
・汚れが目立つ
・ヒビ割れが起きやすい
モルタルの最大のメリットは、デザインを自由に作ることができます。サイディングボードと違い、世界でたった1つのデザインを作ることも可能です。また、外壁につなぎ目もありませんのでシーリングする必要がありません。しかし、凹凸のせいで汚れが目立ちやすい他、乾燥し収縮を起こすため、ヒビ割れが発生しやすいのが、デメリットです。

4ALC

ALCとは、Autoclaved Lightweight aerated Concreteの略で、日本語では「軽量気泡コンクリート」という意味です。珪石(ケイ酸質の岩石などの総称、セメントなどの材料にもなる))、石灰、セメントなど自然の素材を元に高温高圧の蒸気をかけて作ります。
メリット
・軽量で地震に強い
・耐火、防火性に優れている
・断熱性に優れている
・遮音性に優れている
・耐久性に優れている
デメリット
・水に弱い
・継ぎ目が多い、シーリングが必要
ALCにはメリットが多数あります。その中でも軽くて耐火性に優れていることから、一般住宅だけではなく、公共施設などでも広く採用されております。また50年から60年という高い耐久性も持ち合わせております。ただし、ALCには沢山の気泡があるため、水を吸収しやすい特性があります。一旦水が入り込むと、ヒビが入ったり、割れたりする要因となります。窯業系サイディング同様、定期的な塗装と、シーリングのメンテナンスが必要です。

3外壁の劣化症状とは

外壁は365日紫外線や、雨風を浴び、ダメージを受けております。以下の様な症状が出てきていないかチェックしましょう。メンテナンスのサインがでているかもしれません。

1色褪せ

外壁表面の色が薄くなったりすること。また色が変化する症状です。太陽光の中の紫外線や酸性雨が主な原因です。

2チョーキング

外壁が白亜化した状態ともいわれ、主に紫外線、熱、水分などのせいで塗装の表層樹脂が劣化し、塗料の色成分である顔料がチョークのような粉状になって現れる現象です。このまま放置すると外壁材の劣化が進んでしまいます。塗装で保護しましょう。

3苔や藻

外壁の表面に苔や藻が発生します。日当たりや風通しが悪い場所、また湿度の高い場所であることが原因で生じる症状です。苔や藻は洗浄で洗い流すことが出来ますが、苔や藻の発生は外壁が痛んでいる証です。

4ヘアークラック

ヘアークラックとは小さなひび割れや亀裂のことで、おおよそ0.3mm以下の細いひび割れのことです。紫外線の影響や雨風、乾燥や寒暖差などでも発生します。放置した結果、雨水が侵入して外壁の寿命を縮めてしまう恐れがあります。既に外壁が劣化している可能性があります。なるべく早く塗装しましょう。

5塗膜の浮き・剥がれ

外壁と塗膜の密着が弱まり剥がれたり浮いたりすること。外壁の表面がむき出しになっているためなるべく早く塗装することが必要です。経年劣化で起きる場合もありますが、施工不良で起きる場合もあります。

6シーリングの劣化

窯業系サイディングやALCの外壁には欠かせないシーリングですが、外壁同様、紫外線などからのダメージを日々受け続けております。シーリングのひび割れや、目地からの剥離、痩せなどの症状が出てきたら、メンテナンスのサインです。

04外壁でお困りの際は南信装建にお任せください。

外壁の種類や特徴、劣化症状ついてお伝えしました。
住宅塗装は新築から10年が目安と言われておりますが、気になる事がございましたらお気軽にお問い合わせください。南信装建には一般社団法人外壁診断士協会が認定する「外壁診断士」が在籍しています。的確に無料で診断させていただきます。
また、1級塗装技能士も在籍しており、外壁塗装において確かな知識と技術がありますので、最適な工事方法をご提案させていただきます。

 

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