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外壁塗装の塗料の選び方ガイド

2024年 4月 4日

新築から10年以上が経ち外壁が色褪せてきた。屋根にサビが、ウチもそろそろ塗装かな?と考えている方や、どんな塗料を選べば良いか分からない方必。この記事では住宅塗装用の塗料の種類や性能、価格について紹介していきます。今後の塗装の参考にしてみてはいかがでしょうか。

01塗料とは

塗料とは、「対象物を保護・美装、または、独自の機能を付与するために、その表面に塗りつける材料のこと(ウィキペディアより)」です。そして、塗料には大きく分けて4種類の成分があります。

顔料 :色を付ける成分。透明な塗料には入っていない。遮熱のような特殊な効果を持つ顔料もある

樹脂 :塗膜を形成する成分。耐久性に影響する。ウレタン樹脂やフッ素樹脂などがあり、塗料のグレードを決定する要素

添加剤:防カビ、防藻、防サビなど、特殊機能を付与する成分や、仕上がりが変わる艶消し剤、作業性に関わる、界面活性剤などがある。

溶剤 :顔料や樹脂、添加物を希釈し塗りやすくするもの。水で溶かすものは「水性」、シンナーなどで溶かして使うものは「油性」

02代表的な塗料の種類と耐侯年数について

住宅塗装用の塗料には数多くの種類があります。先ほど説明した通り、塗料に使用されている「樹脂」の種類で、性能や耐侯年数が変わってきます。ここでは、それぞれの樹脂の特徴や耐候性について解説します。

アクリル塗料 耐侯年数3年から5年

ホームセンター等で、安価で入手しやく高い光沢があり、ご家庭でよく使われております。しかし、近年では耐候性が低い為、住宅塗装ではほとんど使われなくなりました。

ウレタン塗料 耐侯年数5年から7年

密着性や、伸縮性に優れている為、木部や金属など、色々な素材に塗装できるのが特徴です。近年では、耐侯性が低いため外壁などにはあまり用いられませんが、破風や雨樋などの付帯部分の塗装に良く使われております。

シリコン塗料 耐侯年数10年から13年

住宅塗装において最もスタンダードともいえる塗料で、価格面と耐候性の面でバランスが良くコストパフォーマンスに優れているのが特徴です。シリコン塗料は艶がある仕上がりで、美観を比較的長く維持できる塗料です。

ラジカル制御塗料 耐侯年数12年から15年

2010年代以降、特に支持されている塗料で、シリコン塗料並みのコストで、シリコン塗料を超える耐候性を持ち合わせており、今急速に人気が高まっております。先ほど、塗料の3つの成分を解説しましたが、その中の「顔料」には「酸化チタン(白色顔料)」が含まれており、太陽光に含まれる紫外線と反応し「ラジカル」を発生させます。その「ラジカル」が塗膜の「樹脂」の劣化を促進させしてしまいます。外壁の色褪せや、外壁を触った時、指に白い粉状の物が付着する「チョーキング現象」も「ラジカル」が発生することで起きる劣化現象の1つです。その「ラジカル」の発生を抑える技術もった塗料をラジカル制御塗料と呼びます。

フッ素塗料 耐侯年数15年から20年

フライパンでお馴染みのテフロン加工、その元ともなっているフッ素、汚れが付きづらい特徴があります。紫外線に強く、耐候性も高いので、一般住宅だけではなく、頻繁に塗り替えることが出来ない大型施設でも採用されております。中でも東京スカイツリーはもっとも有名な建物の1つで、その高い耐候性が示されています。コストが高くなりますが、光沢が長持ちし、汚れや色褪せに強いため、長期的に見た塗替えコストは抑えられる可能性があります。

無機系塗料(無機ハイブリッド塗料) 耐侯年数20年以上

無機と聞くと一体何なんだろうと、難しいイメージを持つかも知れません。皆さんご存じの無機物の例として「ガラス」「陶器」などがあります。自然界で消えない物質です。紫外線に強く、高い光沢、そして難燃性(燃えにくい)特徴を持ち合わせております。無機の弱点だった硬くて割れやすいところを、有機の柔軟部分と掛け合わせること(ハイブリッド)で補い、無機の良さを存分に発揮できる塗料になっております。フッ素と同様に1回のコストは高くなりますが、塗替え回数を抑えたい方にはお勧めです。

遮熱塗料 耐侯年数は樹脂による

高日射反射(太陽光を反射)、高放射(熱を放出)2つの機能で、屋根や外壁に塗装することで、室内の温度の上昇を抑えられる塗料です。また樹脂による分類は無く、ウレタンやシリコン、フッ素などそれぞれの樹脂の塗料が存在します。大きなメリットは電気代(夏のエアコン代)の節約、建物への熱の負担軽減で建物自体の寿命が延びることです。デメリットは、使用する色で効果が違う事です。例えば、白色の反射率約80%、黒色は約30%、もちろん反射率が高い方が遮熱効果は大きいので、高い効果を得るには、色選びが重要となります。また同じ樹脂の塗料と比較するとコストは高くなります。

03各塗料の価格の目安

各塗料の価格の目安

塗料の種類耐侯年数価格の目安(1㎡あたり)
アクリル塗料3年から5年1,000円から1,500円
ウレタン塗料5年から7年1,800円から2,500円
シリコン塗料10年から13年2,500円から3,500円
ラジカル塗料12年から15年3,000円から4,000円
フッ素塗料15年から20年3,500円から5,000円
無機塗料20年以上4,000円から5,500円
遮熱塗料樹脂による3,500円から6,000円

04水性塗料と油性塗料の違い

塗料の成分でも触れました、塗料には水で希釈した「水性塗料」とシンナーなどで希釈した「油性塗料」とがあります。また、どの樹脂塗料にも「水性」「油性」が存在します。

水性塗料

油性塗料に比べ耐候性や価格などが遜色なくなってきた現在、外壁塗装では多くの場合、水性塗料が使用されております。水性塗料の1番大きなメリットとしては臭気(臭い)が少ないということがあげられます。小さなお子様や、ペットがいるご家庭にも、安心してお勧めできます。

油性塗料

水性塗料に比べ塗膜が強固になり、外壁塗装よりも耐久性が求められる屋根塗装に多く用いられます。また外壁でも、ツルツルした面の塗装や、金属サイディングの塗装に用いられます。ただ、作業中はシンナーの臭いがします。

051液と2液とは

これを知っているあなたは、なかなかの塗料通です。「1液型と2液型」多くの方は耳にしたことも無いと思います。それでは、説明をして参りましょう。

1液型 主材と硬化剤が混ぜられている状態で売られている塗料

1液型の塗料は、缶を開けて、水またはシンナーで希釈してそのまま使えます。また、余ってしまったとしても、翌日に使用することができます。

2液型 主材と硬化剤が分かれた状態で売られている塗料

使うときには、使用する量に応じてその都度、秤を使って主材、硬化剤それぞれを計量し混ぜて使用します。また、1度硬化剤と混ぜてしまったら、その時に使い切らなければならない塗料です。一般的に1液よりも強い塗膜を作ることが出来、塗装出来る素材が多いというメリットもあります。

06塗料選びについて

ここまで、塗料の事について一通り説明させていただきました。結局、一体何を選べば良いのか分からない。そんな方はまず、プロの我々にご相談ください。「人に自慢出来る格好いい家に塗替えたい」「外壁にヒビが入っているから、大丈夫か見てほしい」「塗装は、したいけれど予算が心配」など希望から心配事まで何でもお聞かせください。南信装建には一般社団法人全国住宅外壁診断士協会の認証を受けた「外壁診断士」や、国家資格の「一級塗装技能士」が在籍しております。しっかりとした現地調査のうえ、そのお家に適した塗料や施工を、お客様のご希望、ご予算に合わせてご提案いたします。

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